公開:2018/07/30 (更新:2019/02/16)

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ビットポイントの信託保全は今どうなってるのか?現在の状況を過去の公式通知内容などから事実を検証

仮想通貨取引所「BITPOINT(ビットポイント)」の信託保全サービスが現在も運用されているのか、終了しているのかで物議が醸されました。

「BITPOINT(ビットポイント)」側の公式な通知や現在までの経緯から事実関係を調べました。

信託保全のサービスは終了している?

本日(2018年7月30日)、下記のツイートを発端に仮想通貨取引所「BITPOINT(ビットポイント)」が今まで行っていた「信託保全」という条件付きで顧客資産を担保するサービスが現在は終了しているのでは?という事案が話題になりました。

ビットポイントの「信託保全」とは

BITPOINT(ビットポイント)」が提示していた「信託保全」とは、

①資産の区分管理
②ビットポイント破綻時に日証金信託銀行が返金を保証

上記2つの施策を指します。

①資産の区分管理

「顧客の資産」と「ビットポイント社の資産」を分けて別々に管理すること。

②ビットポイント破綻時に日証金信託銀行が返金を保証

ビットポイントが破産した場合に顧客資産を担保する仕組みです。

内容については2016年07月19日よりBITPOINT(ビットポイント)の公式サイトに掲載されていたものから引用しています。(現在は削除されている)

以下原文。

ビットポイントジャパンの信託保全スキーム
当社では、お客様からお預かりした資産を当社の固有資産と区分管理し、信託受託者(日証金信託銀行)へ信託を行います。このため、当社の破綻時においては、日証金信託銀行から受益者代理人(乙:社外弁護士)を通じて、お客様に資産を安全に返還することになります。
なお、信託保全は、当社がお客様から預託を受けた金銭(総合口座の預り金、信用取引口座の委託保証金現金、証拠金取引口座の委託証拠金現金)を対象といたします。
:公式サイト

 

電話での問い合わせ対応に対しては「終了の予定なし」

この信託保全が、「現在はすでに終了している」というTwitter上でのコメントを受けて、以下アカウント主がBITPOINT(ビットポイント)のカスタマーセンターに問い合わせたところ…

『信託保全を現在も行なっているし、終了の予定もない』との回答。

ビットポイントは、全般的に何かとレスポンスの悪い国内の仮想通貨取引所のなかで唯一カスタマーセンターを設置し、顧客の問い合わせに随時対応しています。

一時はこれで収束したように思われましたが…

「信託保全は終了しました」という旨の通知がメールで届く

その直後、電話と同時に送っていた問い合わせメールに対して「信託保全スキームは終了した」という旨の回答メールがBITPOINT(ビットポイント)より届いたようです。

実際のメールは以下。

電話とメールの内容に矛盾が生じたことで、「実施はどちらが正しいのか?」と事実を求めるコメントでTwitter上が一時騒然としました。

実際のところはどうなっているのか

アカウント主の調査上では事実はまだ「回答待ち」という状況になっています。

しかし、

かつて公式サイトに掲載されていた「信託保全」に関する記載が削除されているという事実から、「信託保全スキームは4月で終了している」が正しい情報であると判断できそうです。

いずれにせよ、対応の速さは国内トップクラスかも

ビットポイントに関する今回の騒動は、元々運用されたいた仕組みが終了していたことについて明確な告知がなかった(厳密にいうと、アカウント主はフォロワーによって事実を指摘されているので、告知自体はあったものと判断できそう)ことですが、着目すべきはむしろビットポイントの、

「顧客からの問い合わせへの対応の速さ」

です。

顧客からの問い合わせ電話やメールに対して、即時に回答があったからこそ今回のような物議が発生したのであって、他の国内取引所ではそもそもレンポンスの遅さからこのようなことは起こりえません。

すぐに対応してくれる取引所を利用したい人にはビットポイントが最適でしょう。

 

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2 件のコメント

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