2017年11月15日に発生が予期されている(予定)ビットコインの「SegWit2x」への対応について、国内大手取引所のひとつ「coincheck(コインチェック)」から対応方針が発表されていますので以下にまとめます。
目次
「coincheck(コインチェック)」の方針(11月1日時点)
「SegWit2x」に関してコインチェックが発表したのは以下の内容です。
発生したB2Xは付与を行う予定です。
また、B2Xの付与により「レバレッジ取引で保有するBTCショートポジション分」、「信用取引におけるBTC借り入れ分」については同量の返済義務が発生する見込みのため、本記事をご一読の上、ご注意くださいますようお願い申し上げます。
:コンチェック公式リリース
「SegWit2x」によって発生する新たな通貨「B2X」は付与の対象となるようです。
「SegWit2x」とは
改めて「SegWit2x」とは何か簡潔に確認しておくと、ビットコインのブロックサイズ(容量)を1Mから2Mに拡張するためのハードフォーク(分裂して2つの通貨に分かれる)です。
これにより新たにビットコインから分裂して発生する予定の通貨が「B2X」。
ビットコインはすでに過去2回のハードフォークを経験済みです。
1回目→ビットコインキャッシュ(BCH)
2回目→ビットコインゴールド(BTG)
3回目→今回(B2X)
特徴としては、ハードフォークして新たな通貨が誕生する際、保有してるBTCと同量の通貨が付与されるということです。
過去2回の実績から判断すると、付与の対応を実施する取引所にビットコインを保管しておけば“自動的に資産が倍近くに増える”ということとほぼ同義。
今回のコインチェックの発表はこの対応を実施するという内容です。
以下、「B2X」付与に関する詳細です。
「B2X」の受け取りに関する詳細(11月1日時点)
付与日時:
未定(発表され次第更新)
付与数量:
・「Coincheck payment(決済)アカウント」で保有するBTCと同量(プラス付与)
・「貸仮想通貨アカウント」で保有中、貸出中、貸出申請中となっているBTCと同量(プラス付与)
・レバレッジ取引のロングポジションで保有するBTCポジション数量と同量(プラス付与)
・レバレッジ取引のショートポジションで保有するBTCポジション数量と同量(マイナス付与)
・信用取引において借り入れているBTCと同量(マイナス付与)
「B2X」の付与が行われない場合
コインチェックは方針としては「B2X」を付与する考えですが、例外としてユーザーの資産を安全に保護できない場合のみ、実施しない可能性もあります。
具体的には以下のようなケースです。
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合
・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社においてB2Xを付与することが適切ではないと判断した場合
「B2X」受け取りの準備をしておこう
今後どうなって行くかはわかりませんが、少なくとも現時点でハードフォークは資産を倍にするチャンスです。
ビットコインの購入、追買など、仕込みを済ませておくのが得策でしょう。
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