仮想通貨の取引をするにあたって、どの取引所を利用すればよいかは実際のところ「この取引所だけ使っていれば大丈夫」と言うものではなく、目的によって違ってきます。
したがって、取引の方法(現物かレバレッジか)や、取引する通貨(ビットコインなのか、その他のアルトコインなのか)ごとに、どの取引所を利用するべきなのかを、2つの取引所をピックアップし比較形式で検証していきたいと思います。
今回はビットコインFX(レバレッジ取引)をする上で人気なbitFlyer(ビットフライヤー)とGMOコインを各項目ごとに比較して見ます。
bitFlyer(ビットフライヤー)とGMOコイン、比較のポイントは?
2つの取引所を比較するにあたって、判断基準となる比較ポイントを設定します。
ここでは特に、ビットコインFXに初めて挑戦する人にとって使いやすいと言う観点でどちらが優位かを比べます。
したがって、比較項目は…
これらの項目ごとにチェックして見たいと思います。
ポイントごとの比較
レバレッジ
レバレッジとは、元手に対して倍率をかけた金額で取引ができる仕組みです。
レバレッジ2倍なら、1万円に対して2万円の取引ができるということになります。
レバレッジ | |
---|---|
bitFlyer | GMOコイン |
15倍 | 5倍・10倍 |
ビットフライヤーの15倍に対して、GMOコインは5倍または10倍でした。
高レバレッジの取引は「ここぞ!」と言う場面では利用できた方が有利です。
ただし、資産を失うリスクも倍率に比例するので経験の少ないひとは低いレバレッジ利用した方が無難です。
スプレッド
スプレッドは、ポジションを持つ際に発生する手数料(のようなもの)です。
特徴としてスプレッドは固定の金額ではなく、相場の変動に応じて高くなったり安くなったりします。
スプレッド | |
---|---|
bitFlyer | GMOコイン |
0.01%〜0.5%ほど(おおよそ) | 500円〜10000円ほど(おおよそ) |
ビットフラヤーとGMOコインでそれぞれスプレッドの表記が違うため、ぱっと見で判断しにくいところですが、金額の安さで言うとビットフライヤーです。
スプレッドは売りのオーダーと会のオーダーの価格の乖離で決まるので、現状だと取引量の多いビットフライヤーの方が乖離が少ないためと考えられます。
ただし、
という観点では、金額が表示されるGMOコインの方がわかりやすいですね。
どちらも結局スプレッドは変動するので、高い時にはエントリーせず、安くなったときに買う(もしくは売る)のがよいです。
そういう意味では、日本円価格で金額が表示されるGMOコインの方がその判断がしやすいと言うメリットがあります。
スマホアプリの使いやすさ
という方もいると思います。
また、日中は仕事と言う方や外出が多い方なども、スマホで取引ができた方が便利ですよね。
スマホアプリ | |
---|---|
bitFlyer | GMOコイン |
なし | あり |
前提として、どちらもスマホでビットコインFXをすることはできます。
しかし、アプリ内に取引画面が存在していて取引ができるのはGMOコインだけです。
この違いが何かというと、シンプルにアプリの方が動作が早いです。
実際に少しでもビットコインFXの取引をやって見たことがある方はわかると思いますが、短時間での価格変動が大きいビットコインFXでは瞬時の判断が大事な局面も多く、それに対応するには動作早い方が圧倒的に有利です。
逆に動作が遅いと意に反した損失が発生してしまう危険性があります。
実際の画面を並べてみると、GMOコインの方がシンプルで見やすいことが視覚的にわかります。
スマホでの利用しやすさという点ではGMOコインの方が優位と言えそうです。
結局どっちがよいのか
各項目で比較してきましたが結論としては..
ビットコインFXを始めたい初心者の方へおすすめな取引所はGMOコインです。
ただし、冒頭でも述べましたが取引のスタイルや目的によっては使いやすさは変わってくるため、使い方に応じて取引所を使い分ける(複数の取引所にアカウントを持っておく)という方法もありです。