公開:2018/03/13 トレンド情報

仮想通貨の2団体が統合。みなし業者を除外し、安全な取引所の構築を目指す。

仮想通貨の2つの業界団体、日本ブロックチェーン協会(JBA)と日本仮想通貨事業者協会(JCBA)が統合することが発表されました。

統合後にできる新団体では、仮想通貨の取引業者として金融庁の認可を受けていない、いわゆる「みなし業者」は加盟対象から除外することも明らかになっています。

新たに設立される団体に加盟する取引所は信利用者からの信頼の指標として、厳しい基準に従ってサービスを行うことになります。

仮想通貨の2団体が統合

これまで、個々に独自の活動を展開してきた仮想通貨団体、日本ブロックチェーン協会(JBA)と日本仮想通貨事業者協会(JCBA)。

金融庁からは以前より「認定団体は1つしか認められない」との指摘を受けていたこともあり、この度統合へと運びました。

日本ブロックチェーン協会(JBA)

ブロックチェーン技術が、一層安心・安全な技術として、これからの日本経済の発展を支える仕組みの一つになることを目的に、この度日本価値記録事業者協会を改組し、日本ブロックチェーン協会を2016年4月15日に設立する運びとなりました。
また今後当協会は、改正資金決済法が定める「認定資金決済事業者協会」となることを目指してまいります。
:日本ブロックチェーン協会(JBA)

日本仮想通貨事業者協会(JCBA)

銀行・証券会社・金融商品取引業者が日本国内において仮想通貨ビジネスをはじめるにあたり、テクノロジー・会計・レギュレーション・商慣行などの面から、必要な情報の調査・研究、知見の集約、意見交換を積極的に行い、業界の健全な発展を目指すために設立された団体です。
:日本仮想通貨事業者協会(JCBA)

新団体では「みなし業者」は除外

2団体が統合して新たに設立される新団体では、

メンバーを金融庁の登録業者16社に限り、登録申請中の業者(みなし業者)は外す

と述べています。

「みなし業者」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、1月にハッキング事件の被害を受けた「コインチェック」ではないでしょうか。

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この事件の直後、記者会見などでもみなし業者であるにも関わらず派手に広告を出していたことが指摘されていました。

今回の加盟条件は、このような事態を再発させないための措置と考えられます。

新団体への加盟は信頼の証?

新団体では、仮想通貨の取引業における安全管理体制や顧客資産の保護などの行動規範を策定します。

独自の取引ルールを整えることで、加盟する取引業者の安全性を高め、利用者のリスクをできる限り排除した運営を目指しています。

これが適切に施行されれば、この新団体に加盟した取引所のサービスを安心して利用することができるようになります。

金融庁の認可を受けている仮想通貨交換業者

新団体に加盟するのは金融庁の認可をすでに受けている16業者のみ。

企業名サービス名取り扱い通貨
株式会社マネーパートナーズ マネーパートナーズ BTC、ETH、XRP、LTC、MONA、BCC
QUOINE株式会社QUOINEXBTC、BCH、ETH、LTC
株式会社bitFlyerbitFlyerBTC、ETH、XRP、LTC、BCC
ビットバンク株式会社bitbank.ccBTC、ETH
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社SBIバーチャル・カレンシーズBTC
GMOコイン株式会社GMOコインBTC、ETH、BCH、LTC、XRP
ビットトレード株式会社BitTradeBTC、ETH、XRP、LTC、MONA、BCC
BTCボックス株式会社BTCBOXBTC、BCH、ETH、LTC
株式会社ビットポイントジャパンBITPointBTC、ETH、XRP、LTC、BCC
株式会社DMM BitcoinDMM BitcoinBTC、ETH
株式会社ビットアルゴ取引所東京ARGBTC
エフ・ティ・ティ株式会社BitgateBTC
株式会社BITOCEANBITOCEANBTC
株式会社フィスコ仮想通貨取引所フィスコ仮想通貨取引所BTC、MONA、FSCC、NCXC、CICC、BCH
テックビューロ株式会社ZaifBTC、MONA、BCH、XCP、ZAIF、BCY、SJCX、PEPECASH、FSCC、CICC、NCXC、Zen、XEM、ETH、CMS
株式会社XthetaXthetaBTC、ETH、BCH、XRP、LTC、ETC、XEM、MONA、XCP

実際に利用される取引所は?

「みなし業者」として有名となったコインチェックは、国内の仮想通貨保有者の6割が利用していた取引所です。

実際に利用されている取引所の条件。仮想通貨の人気は購入の簡単さが要因。

2018.03.19

理由の一つは投資初心者でも始めやすいサービスの仕様。

それだけにセキュリティ面での問題が露呈してしまった今、早急な改善(まずは認可の獲得)が期待される状況ですが、すでに認可を受けており新団体に加盟する取引所で、コインチェックのように初心者にもハードルの低い取引所はあるのでしょうか。

GMOコインは「販売所形式」でエントリーモデルとして最適

コインチェックが利用しやすい(仮想通貨を購入まで進めやすい)とされる理由の一つが「販売所形式」を採用している点です。

そして、これと同じ形式でサービスを提供しているのが「GMOコイン」です。

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GMOコイン(ジーエムオーコイン)のメリットは?

以下、GMOコインを利用する主なメリットです。

スムーズに購入できる「販売所形式」

「いま、どれがいくらで買えるのか」が一目でわかるので、初めてのひとやパソコンが苦手な人でも迷わず仮想通貨を買うことができます。

一方、対となる「取引所形式」では、指値による取引ですので少し複雑に感じ、利用を躊躇してしまう人も多いようです。

ただし、双方は一概にどちらがよいと言えるのものではなく、通貨によって利用する方を選択するのが妥当です。

GMOコインは口座開設スピードが速い

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口座開設申込は最短5分で完了。

さらに、最短でお申し込みの翌営業日から仮想通貨の売買ができるので「始めよう」と思ったタイミングを逃しません。

専用アプリが高機能

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仮想通貨FX専用スマホアプリ『ビットレ君』は、GMOインターネットグループのノウハウを詰め込んだ高機能アプリです。

スマホでも簡単な操作性で取引ができるように作ってあるので、パソコンが苦手でも問題ありません。

登録は無料ですぐに利用が開始できるため、まずはアカウントを作って相場をチェックしてみるのがよいかと思います。

「QUOINEX(コインエクスチェンジ)」の特徴や評判。世界最大級の取引所。仮想通貨と外貨のトレードが可能。

2017.08.05

「Changelly(チェンジリー)」少ない手数料で簡単に仮想通貨(アルトコイン)同士の交換をする方法。

2017.08.21

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2017.11.28

 

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