公開:2018/02/26 (更新:2018/02/27)

トレンド情報

仮想通貨XPの公式オフ会が初の決済導入店舗で開催。イベント参加レポート。

2018年に入ってから実店舗への決済導入を推進している仮想通貨XPの日本コミュニティが「公式オフ会」と位置付けたXPユーザーの交流イベントを実施しました。

イベントを主催したモデレータのKazumaroさんや、今回のオフ会会場でもあり、初めてXPの決済を導入した実店舗であるカフェ「EMPORIO cafe&dining(エンポリオ)」のオーナーに今回のオフ会実施に至るまでの経緯を伺いました。

仮想通貨XP初の公式オフ会が開催

DISCORD(ディスコード)というコミュニティーツールのサーバー(トークルームのようなもの)「XP_JP」内では、そこに参加する約5万人のユーザーによって、ざっくばらんな雑談から今後のXPの展開に関する意見交換に至るまで幅広い情報交換が日々行われています。

DISCORD(ディスコード)「XP_JP」

その「XP_JP」内で、XPコミュニティ参加者に向け「公式オフ会」実施の告知が行われました。

「公式オフ会」実施の告知。発信者は、XP_JP運営者のひとりでモデレータの「Kazmaro」さん。

全国各地からユーザーが集まった「XP公式オフ会」

2月24日(土)の開催当日には、告知時に予定していた定員(70名)を大きく上回る約130名のXPユーザーが会場へ集いました。

会場となった目黒区のカフェ「EMPORIO cafe&dining(エンポリオ)」

3フロア構造の全てが参加者で埋め尽くされる店内。

参加者のリスト管理、会場の受付などのオペレーションから、景品としてXPがもらえるビンゴ等の企画まで、コミュティ参加者から有志で集まったメンバーの協力体制によって運営される。

従業員のぴいこ(@piiko_emp)さん

XP決済を導入してから頻繁に訪れるようになったXPユーザーのため考案されたメニューも振舞われた。

オリジナルの「XPグッズ」を作成して会場に持ち寄るコミュニティの参加者。

公式オフ会の主催者でモデレータの「Kazmaro」さん

今回の「XP公式オフ会」主催者であり、「XP_JP」運営者のひとりとしてモデレータを務める「Kazmaro(@KazmaroXp)」さんに話を伺いました。

コミュニティの力をさらに強めていきたい

始まるまでは色々不安も多かったのですが、いざ当日を迎えてみると皆さんマナーを守って楽しんくれているのでホッとしました。

オフ会ではXPの理念や仕組みなど難しい話はせず、「ここに来ているメンバーが普段から助け合ってコミュニティを盛り上げてるんだよ」ということを肌で感じてもらえたらと思っています。

今後、第2回3回と展開していき、どこの通貨に負けない強いコミュニティを創っていきたいですね。

仲間を集める為に行った「メガレイン(rain)」

私はXPコミュニティの中で「モデレータ」という役割を担っています。XPを理解してXPのために貢献しているひとたちに、運営メンバーへの参加をオファーする活動をしています。元々は、海外コミュニティが日本支部を設立してメンバーが300人程集まっていた時期に、いちユーザーとしてコミュニティへ参加した形です。

モデレータとしてはまずは初めに、「rain」という仕組みを使い、自己資本で得た累計5000万XPをDISCORD内にいるユーザーに分配しました。

rainとは:DISCORDのサーバー内にログインしているユーザー全員に平等な数量のXPを配布できるシステム。

この大規模な「rain」を実行したのは、コミュニティの拡大が目的でした。そこに集まってくれた方々の中にはきっといろんな技術を持っている人がいるはずで、 XPの運営に協力してくれるメンバーが集められると考えました。

現在コミュニティの中にはプログラマーが50人程集まっていて力を貸してくれています。これは大企業にも匹敵するヒューマンリソースだと思っています。

背水の陣で関わったプロジェクト

恥ずかしい話ですが、去年(2017年)末の時点では手元に35万円しかありませんでした。現状を打開しなけれないけないと考えている中で出会った仮想通貨XPにその全てを投資しました。

XPにかけてみようと思った理由は、「人生に経験値を」というXPのメインコンセプトに強く共感したからです。これは私が思い描いている人生の理論と完全に合致していました。例えば(学校のテストなどで)80点を取った子供が2人いたとき、一方は褒められるかもしれませんが、もう一方は怒られるかもしれないんです。でも、努力の量はきっと一緒のはずで、両者がそれぞれの置かれた環境に依存せずに平等な評価を得られたら素晴らしいと思います。

このビジョンを実現させるための活動を全力を注ぎたいと思いました。「実現できなければ死ぬ」という覚悟で関わり始めたことを覚えてます。笑

これからのXPについて

XPの市場拡大という観点では、ユースケースをさらに拡大しXPの出口を増やしていくことが重要と考えています。これが市場に置いて一定のシェアを超えてくると、事実上現在の通貨を代替することができます。

まずは、エンポリオさん(今回のオフ会会場)のようにXPを決済手段として導入してくれる実店舗やサービスをさらに増やして行く予定です。

また、組織作りの面では、実質ボランティアで活動をしてくれているメンバーに対しての報酬体系を構築したいと考えています。

初のXP決済導入店舗となったカフェ

今回XPの「公式オフ会」会場となったのは、目黒区の駒沢通り沿いにあるカフェ「EMPORIO cafe&dining(エンポリオ)」。

店長のhirakennn(@hirakennn_emp)さん

初めてXP決済を導入した店舗として、XPのコミュニティでは聖地となっているそうです。

XP決済の導入を決めた理由は「文化水準の高さ」

XP公式オフ会の会場となった「EMPORIO cafe&dining(エンポリオ)」のオーナーである西脇さんにXPの決済を導入した経緯を伺いました。

実は仮想通貨の存在をしっかりと認識したのは去年(2017年)12月だったんです。なので、ホワイトペーパーを見て可能性を感じたのは確かですが、当然XPの価値が今後上がるか下がるかなんてまったくわかる訳もなく。しかし、結果的に「導入してみよう」という考えに至ったのは、コミュニティの文化水準が高いと感じたからでした。

実際のお店で使えるようになることはXP側にとってもメリットを感じてもらえるのではと考えてDISCORD上から提案を投げかけたところ、非常に迅速な対応を取ってくださり、あっという間に導入まで進めることができました。

店舗としては(XP決済を導入したことで)これまでアプローチできなかったお客様の層(XPコミュニティ)へアプローチできているので、お互いにメリットのある状況が作れていると思います。

普通は「お店に来てください」なんて言ってしまうと、営業臭くなってしまって敬遠されがちなんですが今回のケースではまったく逆で、「お店を利用してXP決済してみよう」というようにコミュティが働きかけを行って応援してくれていることが非常にありがたいですね。

初のXP利用者は”タダ”だった

導入をして初めて店に来てくれたのが「2組」(ディスコード内で目的毎に分けられているトークルームの一つ)の十数名だったんですが、「エンポリオにいって来ます」と彼らがコミュニティ内で発言したのを見た他のユーザーからXPがチップが集まり、実施無料で利用していただけることになりました。

これは、会話するのと同じ感覚で相手にチップを送ることができる仕組みだからこその現象で、コミュティが拡大すれば今のサービスの概念を変えるほどの事だと思っています。

投機的ではない通貨との関わり方が見えた

表面的には投機対象としての魅力や価値が語られることの多い仮想通貨ですが、今回実施されたXPのオフ会へ集った運営者や参加者からは、「相場」や「価格」といったキーワードが発せられることが少なく感じられました。

新たな常識を創出することへの情熱や、それを追い求める過程で生まれ成長を続けるコミュティーの中で育まれる文化的な側面が強く印象に残ります。

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