仮想通貨の市場が拡大するとともに新しく仮想通貨の投資を始めたという人が急増しています。
ビットコインの購入からはじまり、ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)に移行するという流れが殆どだと思われます。
その中でも、特に話題に上がる通貨の一つがリップル(XRP)でしょう。
リップルは2017年の1年間で世界各国の金融機関とネットワークを構築し、通貨であるXRPの取引価格も実に200倍以上高騰しました。
では、そんなリップル(XRP)やその他の仮想通貨はどこで購入すればよいでしょうか。
目次
ビットフライヤーではリップル(XRP)は買えない
取引量国内最大であり認知度も高いビットコイン取引所「ビットフライヤー」では、現在のところ仮想通貨の取り扱いはビットコインを含めて2種類のみとなっており、リップル(XRP)の取り扱いはしていません。
おすすめは2つです。
しかし、そもそもなぜビットコイン以外の仮想通貨の取引が増えているのでしょうか。
そしてビットコイン以外の仮想通貨の取引をするメリットとデメリットは何なのでしょうか。
これらを順番にご説明していきたいと思います。
ビットコインの価格推移
ビットコイン以外の仮想通貨が取引対象とされるようになった大きな理由として、過去2017年4月11日時点の価格推移をみると、13万円(1BTC)代まで値上がりしているビットコインは価格が変動してもその比率が少なく、大きく利益を取ることが難しくなってきたことです。
例として、ビットコインとその他の仮想通貨の価格変動を比較して見たいと思います。
まず、ビットコインの価格推移を直近1ヶ月間のチャートをもとに確認して見ます。
2017年3月12日〜4月11日の1ヶ月間で上下の幅は44,000円ほど。
仮に最低価格の101,484円(1BTC)の時点で10万円分購入したとすると、現在(4月11日)時点では約1,3倍の134,974円(1BTC)に価値が上昇している為、資産は1,3倍の13万円に増え、約3万円の利益を得たということになります。
リップルの価格推移
では次にリップルの1ヶ月間の推移を見てみます。
2017年3月12日〜4月11日の1ヶ月間で上下の幅は5,4円ほどです。
ビットコインの44,000円に対してリップルは5,4円。一見すると、
と思ってしまうかもしれませんが・・・
重要なのは倍率(上昇率)です。
ビットコインと同じように最低価格の0.689円でリップルを10万円分購入し、最高価格の6.075円で売った場合・・・
倍率は約8倍。
資産は80万円ほどになり、利益は約70万円です。
以上のことから、価格が2倍、3倍と上昇する可能性の高い仮想通貨の方が利益を大きく取れる確率が高いと考えられており、これが取引対象がビットコイン以外の仮想通貨に移行している現象の理由と言えます。
その他の仮想通貨
ただし、リップルの急騰はここ最近の仮想通貨トレンドの中でもかなり大きな話題になったほどで、少し極端な例であることも事実です。
ですので、その他の主要な仮想通貨ではどのような動きだったのかも見ておきたいと思います。
●イーサリアム(ETH)
イーサリアムは仮想通貨全体の中でもビットコインに継ぐ市場規模を誇るメジャーな仮想通貨です。
1ヶ月間で出たMAXの倍率は約2倍でした。
●ファクトム(FTC)
ビットコインのブロックチェーンを用いて、分散型のデータ・セキュリティレイヤーを提供するプロトコルです。
1ヶ月間で出たMAXの倍率は約1.5倍でした。
●ゼットキャッシュ(ZEC)
ビットコイン弱点の1つとされる「ユーザープライバシーとコントロール」の問題を解決した形で生み出された次世代仮想通貨です。
1ヶ月間で出たMAXの倍率は約1.9倍でした。
他の仮想通貨を見ても、ビットコインと比べて倍率が高いことがわかります。
つまり、
現状ではビットコインに投資するよりも、その他の仮想通貨に投資した方が儲かるということです。
これらの仮想通貨に投資するデメリットは?
当然、デメリットとして捉えられる点もあります。
高値で購入した仮想通貨の価格が下がってしまった場合には、その分元手の資産が目減りすることになるため、価格変動が大きいほどに目減りの幅も当然大きくなります。
なので、ある程度価格変動の流れを予測して買い時を検討する必要はあるといえます。
しかし目減りすることはあっても、FXのように資産がマイナスになるリスクが通常の仮想通貨取引では起こり得ない為、「比較的安全な投資対象である」
というのが一般的な見解であることも事実です。