公開:2017/07/20 (更新:2017/10/17)

仮想通貨ニュース

「ビットコイン取引停止。」8月1日に予期されるハードフォークへの各取引所の対策まとめ

仮想通貨の運用をしている人にとって今最も大きな関心毎の一つが、来る8月1日に予期されているビットコインのハードフォーク※に関するこでしょう。

※一般的にハードフォークと表現されることが多いですが、今回のビットコインにおける分裂はハードフォークとは異なり、厳密にはUASFと言われます。以下、便宜的に“分岐”という表現を使用します。

仮想通貨に関する技術的な話は苦手という方も、このビットコイン分岐問題に関しては最低限状況を理解し、8月1日を迎えるにあたって資産をどのように動かいておくか決めておく必要がありそうです。

ここでは、日本の各取引所における対応や仮想通貨ホルダーの動きをまとめておきたいと思います。

国内の仮想通貨取引所の8月1日に向けた動き

コインチェック

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2017年8月1日、ビットコインの分岐に関しご利用者様の資産を保護するため、Coincheckサービス(取引所・決済)におけるビットコインの入出金、また決済機能を一時停止とする可能性がございますことをお知らせ致します。

【停止日時】
日本時間 2017年8月1日 午前0:00

【影響のある機能】
・ビットコインの入出金
・決済機能
・Coincheck以外のウォレットからの送金(Coincheckウォレットでの受け取り)
・Coincheck以外のウォレットへの送金(Coincheckウォレットからの送金)

■入出金について

2017年8月1日 午前0:00以降、「Coincheck以外のウォレット」から「Coincheckウォレット」へのご入金を行わないよう、お願い申し上げます。万が一入金してしまった場合、残高への反映は入出金機能の再開後となります。

また同日午前0:00以降、「Coincheckウォレット」から「Coincheck以外のウォレット」への送金は停止致します。

■再開、また機能停止を行わない場合について

再開日時は未定でございますが、数時間〜数日を見込んでおります。また、2017年8月1日午前0:00においてビットコインの分岐が行われないと弊社が判断する場合は上記の機能停止は実施されません。この際、公式SNS、ブログ等にて別途お知らせを致します。

■オルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)販売所の運営について

ビットコインの分岐に関し、最小限の機能停止にて対応を行う予定ではございますが、カバー取引先への送金が滞る可能性があるため、予告なくオルトコイン販売所の運営を停止する可能性もございます。大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承くださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

コインチェック公式サイト

ビットフライヤー

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ビットコインのブロックチェーン分岐(以下「分岐」)については状況が日々変化しており、結果として分岐が起きない可能性もございます。当社としては分岐が起こる可能性を鑑み、下記の対応を予定*1 しておりますのでお知らせします。

●お客様の資産は守られます。分岐が発生した場合、分岐前にビットコインを当社で保有されていたお客様には分岐後の 2 つ(以上)のそれぞれのチェーンでできたコインを付与します。

●当社は分岐を機に発生する可能性のあるリプレイアタックに向けた対策*3 を行います。
分岐前にリプレイアタック対策が可能な取引所にビットコインを預けていただくことがお客様の資産保護の観点から最も安全と考えております。

●下記サービスは停止せずに通常どおりご利用いただけます。
・ビットコイン及びアルトコインの売買(販売所、bitFlyer Lightning 現物、FX、Futures)
・日本円の入出金
・ビットコイン以外の仮想通貨のお預入・ご送付

●お客様の資産保護のため、ビットコインのお預入・ご送付、ビットコインをつかう、ビットコイン決済・Pay は一時停止する予定です。
(分岐が起きないと当社が判断した場合は下記サービスの一時停止は実施いたしません)

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ビットフライヤー公式サイト

ビットバンク

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ビットバンク株式会社(代表取締役社長: 廣末紀之、品川)は、8月1日に予期されているビットコインの分岐リスクに対し、顧客資産の保全を最優先に熟慮した結果、弊社サービスである仮想通貨取引所「bitbank.cc」及び「bitbank Trade」において、下記の対応を行うことを決定致しました。

尚、本声明は弊社加盟団体である日本仮想通貨事業者協会(JCBA)による共同声明となっております。

入出金停止対応について
分岐の可能性を考慮し、8月1日 00時00分(※1)から8月4日 16時00分(※2)までの間「bitbank.cc」及び「bitbank Trade」におけるビットコイン(BTC)の預入・引出を停止致します。分岐が発生した場合、弊社はネットワークの状態を監視し、8月4日 16時00分までにお客様に対し情報公開を行う予定です。

尚、分岐が発生しなかった場合においては、予定時刻を切り上げて再開する予定です。

※1:分岐が不測の事態により前倒しされた場合、預入・引出措置の停止を予告なく早める場合がございます。
※2:再開時刻を保証するものではありません。

ビットコインが分岐した場合における資産の保全について
仮にビットコインが分岐し、複数のブロックチェーン上にお客様の残高が複製された場合、その仮想通貨が恒久的に存続すると弊社が認めた場合に限り、「bitbank.cc」におけるお客様口座に対し、分岐した仮想通貨の残高を付与致します。付与時期に関しては現状においては未定とさせていただきます。

また、もしビットコインのブロックチェーンが分岐し恒久的に価値が認められると市場に判断された場合「bitbank.cc」における上場及び取引の開始も検討致します。

ビットバンクトレード公式サイト

ザイフ

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弊社では、8月1日に予期されるビットコイン分岐リスクについて、お客さまの資産の保全を最優先事項として検討した結果、2017年7月31日16時頃より分岐による問題が収束するまで、一時的にビットコインの受け入れおよび引出受付を停止いたします。

■入出金の停止日時: 2017年7月31日16時頃
再開日時は未定ですが、現時点では数日程度を見込んでおり、詳細を決定次第SNS等でご連絡いたします。
また、ビットコインの分岐が行われないと弊社が判断する場合は上記の出金に関する規制は実施されません。

■8月1日に予期されるビットコイン分岐危機に向けた対応について

BTC入出金以外の対応(Zaifペイメントによる決済やカウンタパーティトークンの入出金など)につきましては、決まり次第ご連絡をさせていただきます。

お客さまには大変ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解を承りますようお願い申し上げます。

Zaif公式サイト

Z.comコイン

Z.comコインでは、8月1日に予期されているビットコイン・プロトコルの分岐リスクに対し、お客様の資産保全を最優先として対応を検討した結果、当社サービスについて下記の対応を実施することに決定いたしました。

対応内容:
ビットコインの受け入れ及び引出の受付停止
※他のサービスにつきましては、通常どおり提供させていただく予定ですが、カバー先の状況等により、サービスを停止させていただく場合がございますので、ご了承ください。

受付停止日時:
2017年7月31日 17:00 (日本時間)
※当該分岐が早まる可能性が高まった場合、当社の判断で受付停止日時を繰り上げる場合がございます。

受付再開日時:
未定
※2017年8月4日 16:00 (日本時間) までに、当社が加盟する日本仮想通貨事業者協会(JCBA)によるビットコインの受け入れ及び引出の再開目処に関する声明が発表されます。
当該発表内容を踏まえたうえで、当社での受付再開日時を告知させていただきます。

受付再開後の対応:
当該分岐によって複数のブロックチェーンが並存することとなった場合、お客様が当該分岐前に当社に預託していたビットコインが、分岐した各ブロックチェーンに継続して記録されているならば、上記の受付再開後、
各代表的なブロックチェーンにおいて継続されたビットコイン(当該分岐によって一部名称が変更されることがあり得ます)の引出のご依頼に可能な限り応じる予定です。
ただし、当該分岐後、一部のブロックチェーンに係るコインの売買を継続しない可能性があることにご留意ください。

仮想通貨ホルダーたちの反応や動き

結局どう対策するのがよいか

一旦、全て円(JPY)に戻す

まずはじめに考えられるのは、価格がどのように動くかわからないことと一定の期間取引ができなくなることのリスクを考え、一旦保有するビットコインをすべで日本円に戻すという方法でしょう。

実際、今回の分裂問題を控えて仮想通貨相場全体の下落していることからも、この考え方が多いものと思われます。

ただしイーサリアムの事例にもあるように分裂後には再び価格を戻す可能性もあるため、価格の下がっている今のタイミングで安易に日本円に戻すという判断もリスクはゼロではありません。

ハードウォレットに保管

ハードウォレットに保管しておけば、取引所で何らかのトラブルが発生した場合の被害を回避することができます。

他の仮想通貨(アルトコイン)に変える

ビットコイン値動きによりマイナスの影響を受けるリスクを避けるために、持っているビットコインを全てアルトコインに変えておく、という方法も考えれれます。

実際のところ断定的なで結果予測できませんが、一時的には価格が下がるという予想が多い一方で、その後元の価格に戻るという見方もあるため、一時的に安全に保管できるローカルウォレットに移しておくという方法が良さそうです。

仮想通貨が使えるデビットカード「ワイレックス(wirex)」の発行を申請しよう。

2017.01.28

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